当チェックはDSM-Ⅳ-TRを参考に作成されています。
あくまで簡易版ですので自身の参考程度にしていただきますようお願いいたします。
正確な診断には医師の診察が必要です。
|
注意欠如・多動性障害(ADHD)の解説
注意欠如・多動性障害(ADHD)とは
注意欠如・多動性障害(ADHD)の原因
注意欠如・多動性障害(ADHD)の対処
注意欠如・多動性障害(ADHD)とは
注意欠如・多動性障害(ADHD)とは、不注意、多動性又は衝動性の症状がみられる発達障害のことです。
年齢や発達に不釣り合いで、社会的な活動や学業に支障をきたすことがある障害です。
ADHDはAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略です。
また、ADHDは3つのタイプに分けられます。
- ■不注意優勢型 忘れ物が多い、注意力が散漫、ケアレスミスが多い、段取りが上手くできないなどが多い
- ■多動性-衝動性優勢型 多動性は、じっとしていられないなどの動きに現れます。
- ■混合型 上記の両方が現れているタイプ
衝動性は、突然走り出したり、おしゃべりが過ぎるなどが現れます。
また、基準を満たさないまでも特定の条件で「特定不能のADHD」とされる症状もあります。
最近では大人のADHDが注目され、仕事での不都合や対人関係の不都合はADHDが原因であるというケースが増えています。
投薬での治療もあり、新薬の開発もされていますが、ADHDで大切なのは周りの理解とサポートが重要と言われています。
注意欠如・多動性障害(ADHD)の原因
ADHDの詳しい原因はまだ解明されていません。
ですが先天的なもので、脳の障害と考えられています。
ADHDは生まれてすぐに発症が確認できません。成長を通して周りとの違いで気が付き、初めて診断を受けるケースが多いそうです。
何かの外的要因や病理が原因というのを特定するのが難しいという事です。
また、ADHDの方は、言動をコントロールする脳の部位「前頭前野」の働きに何らかの問題があると推測されています。
親の教育方法や、環境からの影響でADHDになる事は無いというのが定説です。
注意欠如・多動性障害(ADHD)の対処
ADHDの治療には心理療法と薬物療法の複合的アプローチが有効とされています。
心理療法には自身の言動と向き合うアプローチとなります。また、二次的な問題(孤立やいじめなど)に対してもケアとなります。
薬物療法には、脳内神経伝達物質に作用する薬が使われます
また、ADHDの問題が大きくならないためには周りのサポートや理解は不可欠です。
環境から受ける影響はADHDの方には大きなハードルとなる事が多いからです。
治療はADHDの方が自分で言動のコントロールが出来るようになるのが目的となります。